Bリーグ最強は誰だ?~総合編~

CSも盛り上がってきましたが、Bリーグ最強選手は誰だ?ということで、先週の日本人選手編に続き、今回は総合編をやらせていただきます。順位の付け方は同様で、過去3年分のboxLEBRONのデータをランク付けしていきます。

ここは先週の日本人選手編と同じになってしまいますが、順位は、boxLEBRON 2.0、つまり出場時間あたりのインパクトと、合計の出場時間の両方を見ている数値の順位とします。また、過去3シーズンすべてでB1に所属していた選手しか見ていません。その総数は150人でした。また、全員分のデータを記事の最後のスプレッドシートのリンクから見られるようになっています。では、10位から参りましょう。


10位 富樫 勇樹 +5.46

日本人選手トップの富樫選手は総合10位。外国籍のガードは、3シーズンB1に在籍した選手がいなかったこともありますが、ポイントガードとしてもトップの数字です。今シーズンだけの数値を見ても、外国籍のガードと変わらない数値ですし、やっぱり日本代表のPGだな、という感じです。ポイントはやはりオフェンスで、オフェンスの数値だけをみると、150人中の5位でした。


9位 ジュリアン・マブンガ +5.68

マブンガ選手は9位でした。今シーズンの数値は高いですが、その前の2シーズンの数値に少し引っ張られる形で9位となりました。オフェンスの中心として機能できることから、やはりオフェンスでの評価が高かった選手ですが、決してディフェンスの数値も低いとは言えません。自分で得点が取れて、かつアシストもできる選手で、特にアシストは毎年高い数字を残しています。


8位 ジョシュア・スミス +5.68

スミス選手は、昨シーズンの怪我による離脱の影響で出場時間が少なく、本来であればかなり不利であるはずですが、8位にランクインしました。特徴としてはやはりシュート率が高いことです。ゴール下で高確率のシュートを決めている印象があるかと思いますが、数字を見ても毎年TS%がリーグトップクラスでした。ディフェンスでは高い数値ではありませんが、8位にランクインするには十分な数字でした。


7位 ギャビン・エドワーズ +5.70

エドワーズ選手は、今季のboxLEBRONの数値がそこまで高くはありませんが、7位にランクインしました。数字に残らない活躍をしているイメージもありますが、攻守にわたってボックススコアに残る数字も残していて、さらに千葉のオフェンシブレーティング・ディフェンシブレーティングの高さもboxLEBRONは評価しています。また、フリースローを多く獲得でき、効率よく点を重ねていくことも特徴かと思います。


6位 ライアン・ケリー +6.06

渋谷の中心選手、ケリーが6位にランクインしました。ケリー選手もオフェンス・ディフェンスどちらか片方が飛び抜けている選手ではなく、バランスの良い選手といえるかと思います。試合終盤のアイソレーションのイメージがあるかもしれませんが、非常にUSG%が高い選手で、また、非常にターンオーバーが少ない選手です。自分で得点するときの効率も高く、リーグトップクラスの選手であることがうかがえます。


5位 ジェフ・ギブス +6.20

ギブス選手はディフェンスの数値で3位にランクインした選手ですが、オフェンスの数字も良く、総合5位にランクインしています。宇都宮の選手は特に今年はタイムシェアなどにより単純なカウンティングスタッツは特別高いわけではありませんが、オフェンシブレーティング・ディフェンシブレーティングともにリーグトップクラスです。このようなところも、boxLEBRONは総合的に評価できるようになっています。


4位 アレックス・カーク +6.20

アルバルク東京の大黒柱、カーク選手が4位にランクインしました。カーク選手も、オフェンス・ディフェンスの両方で大きく貢献している選手です。今季は最後怪我をしてしまいましたが、それまでに1000分の出場があるのでそこまで小さなサンプルとは言えないでしょう。特徴としてはシュートの効率が良く、ターンオーバーをしないこと。数字に表れないような貢献も多い選手なのではないかと思いますが、ここでも4位と凄い数字です。


3位 ニック・ファジーカス +6.68

Bリーグ初代MVPのファジーカス選手が3位にランクインしました。オフェンスの数字は150人中の3位、そしてディフェンスの数字も決して悪くはありません。オフェンスに関しては特に書く必要は無いかと思いますが、ディフェンスも、川崎が毎年ファジーカス選手の周りに効率の良いディフェンスが作れていることも、一つ要因としてあると思います。USG%がトップクラスの選手ですが、ボールを渡すと効率の良いオフェンスが組み立てられるのは、やはりさすがです。


2位 ダバンテ・ガードナー +7.12

オフェンスで全体1位だったガードナー選手が、総合では2位にランクインしました。オフェンスの数字を見ても2位のロシター選手、3位のファジーカス選手に大差をつけてのトップでした。得点・リバウンド・アシストのすべてで貢献していることももちろんですが、ガードナー選手がいるチームのオフェンシブレーティングは常に高いことも大きな要因でしょう。ここで見ているのは3年分のデータなので、新潟にいた最後の年と、三河での最近2年ですが、どちらのチームでもガードナー選手が所属しているときには効率の良いオフェンスができていました。


1位 ライアン・ロシター +7.54

オフェンスでは150人中2位、ディフェンスでは1位と、総合1位はロシター選手でした。個人でのカウンティングスタッツ、チームのスタッツ、どちらもとてもバランスが良く、オールラウンドに活躍する選手であることが数字からでもわかります。今季こそ、個人のスタッツはギブス選手同様に伸びていませんが、チームを成功に導いている選手であることは間違いなく、それがチームのレーティングに表れています。


さて、Bリーグ最強は誰だ?ということで10人紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?想像通りでしたでしょうか?もし想像通りであった、またこのランキングに大幅納得・同意をされた方がいたら、1シーズンの全選手のデータなども公開しているので、是非見てみてください。また、このランキングに異議あり!といった方も、boxLEBRONはまだまだ進化する予定でいるので、是非Twitterのフォローなどしていただけたら嬉しいです。

ありがとうございました!


また、全選手のデータはこちらで公開しています。


0コメント

  • 1000 / 1000